読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

悲しみジャニーβ版

ジャニヲタになるつもりじゃなかった飽き性こじらせBBAがジャニーズ楽曲についてひたすら壁打ちするよ!

Prefume『Relax In The City / Pick Me Up』 完全生産限定盤 レビュー

完全限定生産盤 立方体ボックスレビュー

■まず、2600円という価格的な意味でも話題をかっさらったボックスについて。15cm弱の立方体の存在感がハンパない! ボックスというより、『ごきげんよう』で用いられるトークテーマを決めるためのサイコロに近い。ボックスの六面の底にはクレジットが、その他の面にはPerfumeのショットがプリントされている。どのくらいデカいのか、取り急ぎiPhone5ねんどろいどぷちと比較させてみた。

 

比較用画像 一般人用(比較対象:iPhone5

f:id:knsmjhny:20150430002212j:plain

比較用画像 アニヲタ用 (比較対象:ねんどろいどぷち)

f:id:knsmjhny:20150430002311j:plain

 

■上の写真では分かりづらいだろう。完全生産限定ボックスの活用法の具体例をプレゼンしている下の動画内で登場する、香水が4、5本入っているフリップをご覧頂くと、そのサイズ感が何となくお分かり頂けるかも知れない。香水が複数本入るってよっぽどだぞ。

 

■因みに、私は取り急ぎ積みCDタワーからランダムにCDを詰め、可動式30cmフィギュアの椅子として利用した。おしゃれな活用ができなくてすみません、キモヲタだもの。みつを。

 

 

 

総評

■田中ヤスタカ流EDMが爆誕した、と捉えていいのだろうか。Perfumeの海外事業戦略の一環としてEDMが仕方なく導入されているものと思い込んでいたが、『Speinding All My Time』以降のEDMへの接近は、「透明人間」のような「俺ならこう作るけどね」というEDMのヤスタカ流再構築を行おうとしたのではないか、と妄想している。Capsuleを聴き込むほどヤスタカサウンドに惚れてはいないし、彼のインタビュー記事を一切読んでいないため、彼の現在の心境というかクリエイターとしてのアティテュードは全く分からない。ただ、「透明人間」からはヤスタカさんの反骨精神、クリエイターとしてのプライドを感じる。「透明人間」こそ今一番ヤスタカさんが作っていて楽しい曲なのかも知れない。

■カップリングの方が名曲、というPerfume仕様は健在である。関ジャニ∞もカップリングの方が名曲なんですよね。無理のない範囲でレンタルを開始したい。関ジャニ∞はそろそろB面集や未発表音源集をリリースしてもよいのではなかろうか。絶対ファンは喜ぶだろう。

 

 

M1. Relax In The City

M4. Relax In The City -Original Instrumental-

YouTubeにて試聴した段階で、2000年代に流行したエレクトロニカを想起させるようなイントロのエレピっぽいリフに惚れていた。まさかリフが曲の基礎になっていたとは驚きだ。リフのループにメロを乗せ、リズムやらシンセやらクラップやら何やらが肉付けされているような印象を受ける。サビから登場する、リフにまとわり付くピアノが奥行きや幅を広げている。ここにあのかわいらしい3人のボーカルが投下されるわけだ。これはいい。

■Teaser視聴段階では「Perfume×エレクトロニカキター!」とテンションを上げたものだが、思いの外エレクトロというかハウスだった。エレクトロニカは日本での定義と欧米での定義が異なるというどうでもいい雑学を念頭に置くと、欧米基準ではしっかりエレクトロニカですが。

 

M2. Pick Me Up

M5. Pick Me Up -Original Instrumental-

YouTubeでミュージックビデオを視聴した時はあまりのEDMっぷりに驚いたが、EDMを彷彿とさせるシンセはやっぱり苦手だ。ヴァースのアコギっぽいシーケンスが私にとっての癒し。スネア連打以外、曲全体にさほど抑揚がないのは仕様か? コーラス部「Pick Me Up Pick Me Up 高い空へ」のメロがメロディアスというか割とインパクトがあるから、インストに抑揚がなくてもよいのかも知れない。ただ、ヤスタカさんは歌もののためのインストとして曲を作るような人なのだろうか、という疑問は浮かぶ。

 

M3. 透明人間

M6. 透明人間 -Original Instrumental-

■好きか嫌いかはともかく、アルバム用ミックス、ライブ用ミックスへの期待を込めて本シングルのベストトラックとさせて頂く。EDM、EDMと騒がれてはいるが、Pick Me Upより仕上がりは好き。

■アタックが強い攻撃的なシンセこそEDMらしさを助長しているが、ヴァースのゲーム音楽っぽさ、盛り上がるためのキメもない割りと短調なコーラス、頻度こそ低いがその単調なコーラスに乱入するグリッチノイズ等、おおよそEDMに似つかわしくない要素が存在する。第一、「Pick Me Up」ほどのエッジがない。ハッピーにパーティーを盛り上げてフロアを狂わせる、EDMに求められている機能の要件は満たされていないのだ。この「EDMとしての機能が欠落したEDM」みたいなものがヤスタカさんのブームなのかなあ。

■「同じ照明を浴びたいのに」という、誰かの不在を表す歌詞は、Perfumeのライブの音響を支えていた、爆音姉さんこと佐々ふみさんの訃報とリンクしている――とかいう推測が2chに投稿されていたが、ヤスタカさんがそんな歌詞書くかなあと懐疑的になる。とにかく、私はPerfumeのライブは熱中症になりそうなほど暑苦しいのテントの中で、死人が出てもおかしくないほど混雑した2007年のサマソニしか体験していないだけに、会場を揺らす彼女のサウンドエンジニアリングを、もうちょっと快適な環境で体感したかった。ご冥福をお祈り申し上げます。40歳で亡くなられるなんて、余りに早すぎる……。

 

Relax In The City / Pick Me Up (完全生産限定盤)(DVD付)

Relax In The City / Pick Me Up (完全生産限定盤)(DVD付)