悲しみジャニーβ版

ジャニヲタになるつもりじゃなかった飽き性こじらせBBAがジャニーズ楽曲についてひたすら壁打ちするよ!

ジャニーズWEST『go WEST よーいドン!』通常盤 レビュー

■実は関ジャニ∞にハマった昨年末からずっとずーっと気になっていたジャニーズWEST。彼らが出演したワイドショーは粗方漁り(2014年8月に放送されたZIPの、番組ロゴを使っての神山智洋さんのモノボケは傑作)、リトルトーキョーライブも毎回見ていた(濱田崇裕さんのポンコツ加減がかわいすぎてもう!)。ジャニーズWESTの関西ジュニア時代を調べていると、関ジャニ∞がジュニアだった頃から在籍していたジュニアの皆さんがほとんど辞めていると知って胸を痛めたものだ。浜中文一さんにはずっと生き残って欲しいと願わずにはいられない。彼が持つあの独特の間はなかなかレアだ。事務所は彼にもっと仕事させるべき。

 

 

総評

SMAPはハウス、TOKIOはロック、V6はユーロビート、初期の嵐はヒップホップ、関ジャニ∞はファンク、KAT-TUNはハードロックとそれぞれグループの特色がサウンドに現れているが、ここまでストレートにジャニーズの王道であるディスコ歌謡を踏襲しているグループもなかなか珍しいのではないか。Sexy Zoneとはまたジャニーさんに愛されていることが伺える。詳細はVillage People『Go West』を引っ張りだした矢野利裕さんの本作の批評に任せたい。この批評というか妄想はなかなかに面白かった。

 

■ただ、M1からM6まで怒涛のアッパーチューンにちょっと疲れてしまったのは私がBBAだからだよ、きっと。前半もマイナーチェンジはあるにはあるが、もっともっと変化球が欲しかったのは事実だ。サウンドの一本調子は疲れるし、何より飽きてしまう。そのためか、M7のミクスチャー、M8のEDM、M9のラテンはアルバムの中でいい異彩を放っている。このアクセントがアルバム前半にも欲しかった。

 

■以下余談。ゴールデンウィークに催されるジャニーズWEST横浜アリーナ、行きたいなあ。しかし、ファンクラブに入会していない上、今年のゴールデンウィーク久々に非ジャニヲタとして過ごすため、ハンカチを噛み締めながらTwitterに上がるであろうコンサートレポートを眺めるに留まるだろう。ファンクラブに入会しないとコンサートのチケットが買えないこの囲い込み仕様、本当にどうにかして下さい! 事務所担の方はどうやってコンサートのチケットを確保していらっしゃるんだろう。どなたか教えてくださいマジで。

 

 

通常盤限定ディスクレビュー(一部トラックのみ)

02. Summer Dreamer

■歌詞にメンバーの名前が組み込まれる手法はももクロ以降のトレンドなのだろうか。神山智弘さん、桐山照史さん、藤井流星さんの名前は聞き取れたが、後の四人おお名前がどこに組み込まれているかは未だに分からない。

 

03. 粉もん

■ディスコ歌謡へのワブルベース投入はなかなか新しいアプローチ。これは面白い。チップチューンテイストが混じっていたら、私のテンションはうなぎ登りだった。誰かチップチューンテイストのリミックス作って頂けませんかね、私にはそんな才能がないので……。

 

07. Break Out!

■「何でもあり」が醍醐味のJ-POPの中でドロップアウトされたこの曲は、正直、いろいろと予想外だ。まず、彼等に関西以外の歌が歌わせた事務所判断に驚きを隠せない。そして、関西色の濃いアイドルグループが90年代に流行したミクスチャーロックに2010年代に突入してから手を出した、この今更感がツッコミ甲斐を煽る煽る。この曲を初めて聴いたファンの方が「KAT-TUNっぽい」という感想を抱かれたのか否かが気になる。

■イントロのビブラフォンっぽいリフはHey! Say! JUMP「Ride With Me」を髣髴とさせる。個人的な好みは「Ride With Me」だが、「Break Out!」には「Break Out!」の良さがあるのだ。ギターのディストーションや乾いたスネア等、ミクスチャーの尖ったサウンドをまろやかにしているビブラフォンは影の立役者と言ってよいだろう。不穏な雰囲気を演出するストリングスもまたいい。

 

08. Criminal

■関西色とは程遠いガッツリなエレクトロと思いきや、メロディはがっつりJ-POP。エレクトロ歌謡を飼い馴らす辺り、さすがジャニーズ。

 

09. ちゃうねんっ!!

■個人的ベストトラックはこれ。タイトルからアッパーチューンを想像していたが、まさのラテン歌謡! ラテン歌謡はタッキー&翼の十八番だと思っていたが、これは! これは面白い! メジャーとマイナーを頻繁に行き交うコード進行や、仰々しくはない、しかしながら緻密なアレンジが大変素晴らしい。

■関西らしさは得てして元気の押し売りとして表現されることが多いが、「買い物ブギ」や「やっぱ好きやねん」を例に挙げるまでもなく、元気を押し売らなくても関西らしさは成立するのだ。私も関西生まれ関西育ちだが、驚くほど根暗ですし。

■余談ではあるが、関ジャニ∞がカヴァーした「買い物ブギ」を聴いてみたいとは思っている。しかし、UAのカヴァーが完璧すぎて、関ジャニver.を探し回る衝動に駆られていないのが悲しいところ。