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悲しみジャニーβ版

ジャニヲタになるつもりじゃなかった飽き性こじらせBBAがジャニーズ楽曲についてひたすら壁打ちするよ!

アイドル戦国時代以降の文脈でPerfumeを適当に放言したら痛い目に遭った

村上信五 a.k.a KING については書きたいことがあるのだが、また後日。

 

■アイドル戦国時代と言われて早数年。女性アイドル文化は粗方成熟したように思う。アイドル文化とはほとんど接点を持たない私でも、AKBグループやももクロ、タスポ、BABYMETAL、東京女子流、ライムベリーくらいは知っている。ご当地アイドルNegiccoには驚いたものだ。ご当地ライダーも一時期はやったが、ご当地アイドルって。メタルやヒップホップ等、ティーンとは縁のなさそうな音楽とアイドルをリンクさせるという手法もアイドル戦国時代でなければ誕生しなかったはずだ。ただ、なぜ上で挙げたアイドル文化の枠組みの中でPerfumeが語られないのか、私には腑に落ちなかった。もしかしなくても、そのような記事や本に出会えていないだけだろうが。

 

■私のアイドルへの目覚めはPerfumeだった。エレクトロ・ハウスやEDMは苦手なのだが、Perfumeは聴ける。苦手なサウンドにアイドルという色物をぶっこむ発想に感動したからだろう。当時流行っていたJusticeやKitsuneと比較されてもおかしくないエレクトロサウンドに、AutoTuneで加工されたかわいらしいボーカルとかわいらしい歌詞でSF感を煽るなんて卑怯やろ! そりゃ萌えるわ!と飛びついたものだ。だいたい『エレクトロ・ワールド』のせいだ。

 


Justice - D.A.N.C.E. (Official Video) - YouTube

 

■音楽的にもアイドルとしてはアプローチ、コンテンポラリーダンスを彷彿とさせる振り付けは斬新だった。『チョコレイト・ディスコ』のビデオに至っては開始から40秒くらいアイドル本人が出てこない。2010年以降はプロジェクションマッピングを駆使し、制御された美しさを魅せるという点においては唯一無二のアイドル。しかし、いったん喋らせると濃いキャラクターが光り、長い下積み時代を紹介されると、Perfumeが人間であることを思い知らされる。Perfume以降に注目を浴びたアイドルも、大体このシナリオに沿ってデザインされているように思うのだが、Perfumeがリファレンスとして顔を出すのは、せいぜいBABYMETALが語られているときくらいだろう。所属事務所と振り付け師が一緒ですし。

 

Perfumeがアイドル戦国時代で語られない理由は、まず第一に「既に成功した、既に売れた、既に完成されていた」からかな、という推測が浮かぶ。アイドルヲタは、アイドルを応援するとともに、アイドルが努力に努力を重ねて成功へと向かうプロセスに喜びを覚えているように思われたからだ。ももクロ紅白歌合戦に出場するまでのモノノフたちの興奮は、アイドルヲタをほとんどフォローしていない私のTwitterのタイムラインからでも十分伝わってきた。思い出して欲しい。ポリリズムで突如登場した彼女たちのダンスはミスもなく寸部の狂いもなかった。『Love The World』のサビはの振り付けはPerfumeでもバラつく程細かいという。それをものの数時間で体得してしまうのだから、ダンサーとしては売れた時点で申し分なかったはずだ。既に完成済みのアイドルは、アイドルヲタとしてはいまいち魅力に欠けるのかも知れない……。

 


[MV] Perfume「love the world」 - YouTube

 

■そして、Perfumeが叩かれがちな理由でもある「口パク」。あと、叩かれこそしないが、あまりに高度で独特な振り付け。これらもアイドルを語るにおいて敬遠されているのではないか。まず、口パクについて。AutoTuneによる加工されたボーカルをライブで再現するには、AutoTuneインストール済みのPCを操作する必要がある。リアルタイムでAutoTuneを扱う技術を身に着けるとなると、もはやそれはアイドルではない。ミュージシャンだ。Perfumeにダンスを捨てさせてまでリアルタイムなAutoTune操作技術を身につけて欲しいとは私は思わないが、再現不可能な部分をリップシンクでカバーすることに疑問を投げかける層は決して少なくないはずだ。また、一時停止の多い振り付けも、汗をかき、息を切らして、精一杯歌って踊る女の子を求める人には物足りないのだろう。

 

■……とりあえず思いつくままPerfumeがAKB以降のアイドルとともに語られない理由を挙げてみた。Perfume以降、ボーカリストとしてもダンサーとしても優れたアイドルが重宝されるのかな、という適当な思い付きです。

 

■しかし、先ほど、Perfumeも含めてアイドルについて書かれている記事を発見して驚いている。下記ではSPEEDも含めて書かれていた。関ジャニ∞にもちょっと触れている。

 ↓

レジーのブログ アイドルと自意識、アイドルの自意識10 - 『アイドルのいる暮らし』を読んで、ひめキュンと9nineについて考えた

 

 

■結論:アイドル文化、奥が深い。

 

■以降余談。そういや、なぜ私はハロプロに惹かれなかったのか。全盛期のモーニング娘。はリアルタイムで経験していたし、松浦亜弥のクオリティの高さは今振り返るまでもなく高かった(『ね~え?』の小西康陽アレンジに惚れないわけがない)。なのに、なぜ……。その頃の私が絶賛ロキノン厨だったという個人的事情と、モーニング娘。においては、コーラスよりユニゾンをプッシュされるアレンジメントがちょっと物足りなかったという個人的嗜好が影響しているに違いない。

 

関ジャニ∞もせっかく7人もいるんだから、Dirty Projectorsばりの美しいコーラスワークをぶっこんでいただけると私が狂喜乱舞するのだが、メインボーカルの甲本ヒロト感溢れる渋谷すばる氏が攻略できるか否か*1……元祖男性アイドルのフォーリーブスにはどのジャニーズグループも完敗だろう。

*1:渋谷すばる氏をdisっているわけではありません